台北(台湾)
 2002年2月4日、ほぼ十年ぶりに海外へ渡航しました。今回は、近場の台湾です。でも、ホームページを作ることなんて、当時は考えていませんでしたので、写真はあまり撮影していません。賑やかな夜市の写真、撮ればよかった。
 台湾の面積は36000平方キロメートル(日本の約10分の1、九州は42137平方キロメートル)、人口は約2300万人です。台北市の人口は約264万人で、全体の1/10の人が台北に住んでいます。
 首都の台北は、台湾の政治・経済・金融・文化の中心となっています。なお、台北は、「街の小物」「街の暮らし」でも紹介しています。

 台湾観光局の公式サイトはこちらから。

・台北の一枚・中正記念堂ほか・九分・野柳

人口面積人口密度
約264万人271.8平方キロメートル9720人/平方キロメートル


台北の一枚
 台北の一枚は、中正区にある中正記念堂。中華民国の初代総統である蒋介石の死を偲んで1980年に建設されました。中正紀念堂の本堂の高さは、なんと70mもあります。
中正記念堂の本堂
(建築名にある「中正」は蒋介石の本名であり、介石は彼の字(あざな)ということです)


中正記念堂ほか
 中正紀念堂の敷地面積は約25ヘクタール。本堂のほかに中正紀念公園広場、庭園、国家音楽庁、国家戯劇院などがあり、市民の憩いの場になっているとともに文芸活動や大型イベンドなどが行われています。
 本堂の屋根は八角形であり、これは、「忠、孝、仁、愛、信、義、和、平」の八徳を象徴しています。また、メインフロアの奥には蒋介石の銅像が安置されており、衛兵達が銅像を見守っています。

 故宮博物院は台北市北部の士林区にあります。この博物院には中華民国政府が台湾へと撤退する際に故宮博物院から精選して運び出された美術品が展示されており、その数(計約61万点)の多さから世界四大博物館の一つといわれています。

 
中正記念堂の本堂を正面から
(近くで見ると建物が傷みはじめています)
 中正記念堂の全体概要
(右上が本堂)

 
蒋介石の銅像を守る衛兵の交代 蒋介石の銅像と衛兵

 
故宮博物院
(三世代で造りあげた象牙の造作物には、感動)
 都心部の街並み


九分
 台北市から北東へ車で約1時間半。九分は台湾東北部の丘陵地にあり、急勾配の山肌にそそり立つように小さな街が形成されています。1890年に金脈が出て、わずか9世帯しかなかった村が、3000〜4000世帯の巨大都市へと変貌したそうです。
 ゴールドラッシュ熱が冷めるにつれて、街は荒廃していきましたが、映画が撮影されるようになりました。ベネチア国際映画祭では、侯孝賢監督の『悲情城市』がグランプリを受賞しています。
 古びた街並み、建物、廃坑などは郷愁を感じ、街の目抜き通りの基山街を外れて山道散策すると、木造の茶屋もあり、基隆沖の美しい海を眺めることもできます。

郷愁を感じる木造の茶屋、いい雰囲気です

 
急勾配の山道その1
(急勾配のこの地によく建物を建てたなと感じます)
 急勾配の山道その2
(ノスタルジックな雰囲気)


野柳
 台北市から北へ車で約1時間半。野柳岬は、台北と基隆のほぼ中間地点に位置しており、国の風景特定区に指定されています。
 海底より盛り上がった山々が、数百万年の間に強風や波に洗われて、この不思議な岩礁になったそうです。岩の形から、「クレオパトラの横顔」、「豆腐岩」などと名前がついています。

 
野柳その1 野柳その2


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